3つの準備その1の1 写真撮影
地域によっては、選挙ポスターに写真は使わない、という申し合わせをしている地域もあります。たしかに、顔より中身が大事というのもわかりますが、アメリカの産業心理学者アルバート・メラビアンの「メラビアンの法則」を実証した「人は見た目が9割」と言う本がヒットしたように、見た目も大変重要な判断基準ということです。しかし、見た目に自身の無い方でも、気を落とす必要はありません。「見た目が9割」というのは、何もハンサムや、美女のような容姿端麗ということではなく、表情や仕草、姿勢、目の輝きなどの視覚が55%、声質、話し方、声の大きさなど聴覚が38%、合わせて9割ということです。残りが言葉の内容になります。初対面なら、いくら優れた能力を持った人でも、表情や態度が悪ければ、話す内容に関係なく、不快な印象を与えてしまうかもしれません。しかし、美男美女では無くとも、笑顔で優しく微笑むだけで、相手は、あなたのことを良い人だと認識するのです。普段から自分の表情や仕草に気を配るように心掛けるだけで、短い時間の中では、初対面の相手に容易に快い印象を与えられるのです。7日間で不特定多数の有権者に好感を得るためには、「何を訴えるかではなく、どう伝えるか」が重要です。一瞬を捉える選挙ポスターの場合では、まさに写真がファーストインプレッションに大きな影響を与える事になるということです。それではどのように撮れば、良い印象の写真になるのでしょうか。 つづく